2016年4月2日土曜日

妖怪シリーズ:妖怪:当たり前


 「妖怪シリーズ」の再開です。

出尽くしたかと思っていましたが、
やはり出てくるものです。
 

先ず1体目は
「妖怪:当たり前」です。
 

この妖怪は、
特に「Esalen研修」中にはよく現れます。
 


この妖怪のの特徴は、
「やって貰えて当たり前」と言うモノの捉え方をします。

私に話しかけてくれて当たり前!
私の世話をやいてくれて当たり前!
私の思うようにやってくれて当たり前!
私が、楽になるようにかまってくれて当たり前! etc・・・
 

普段はこんな事はしません。
誰から見てもしっかりと対応が出来る人ですが、
イザ不安になったり、
寂しくなったりすると、
顔を出してきます。
 

以前には、
Esalen中に「私の事を構ってくれない!」と言って、
噛みついてくる人もいました。

研修期間中、
私の傍から離れ距離を置き、
ひとりで居てる時間を多くつくります。
他の生徒たちとも接点を極力減らします。

ワーク中でも、
私が傍に近寄ると離れてきます。
嫌な顔をしながら!

Esalen研修は「自律」を目指します。
自らがアクションを起こさない限り、
私は何時も、観ている事にしています。
自らが動いて変わらない限り、
何も変わらない事に気づいて欲しいからです!

その結果、
Esalenが終わる頃に他の生徒に対し
「私の事を何時もほったらかしにする!
他の生徒に色々話を聞いたり、
ケアをするのに私には何もしてくれない!」
愚痴をこぼします。

中には、直接私に噛みつきたり、
物を投げつけてくるタイプもいます。

「依存」です!
 

このような事は例題として、
研修前に参加者にしっかりと伝えています。
「依存が起きるよ!」と。
皆も納得して、
「そんな事は大丈夫ですよ!」と、
自信を持って返ってくるんですが?
 

そして、研修中に起こった事を
当事者は一切覚えていない事です!

「そんなバカな事が在るか!」と言われますが、
現実なのです。

と言うのも、
普段は「理性」で
自分の行動のコントロールを行っています。
しかしEsalenでは時間と共に「理性」が緩んできます。
当然「ゲシュタルト療法」を受けているのですから、
当たり前です。

その結果、
理性で抑えていた
「本能」が顔を出してきます。

「私の事を構って!」
「甘えさせて!」
「よしよしして!」と本能が湧きだしてきます。
本能=無意識です。

日頃抑えていた、
感情が素直に表に出てくるのです。

処が、Esalenを離れ、
理性が再び顔を出して来ると、
「本能=無意識」に対して「蓋」をします。
緩んでいた「理性」は
「本能」が成したことなど知りません。
無意識に行った事ですから!

結果、記憶が無いのです。
 

やはりこれは、妖怪が成せる業ですかね!
この妖怪と旨く付き合えれば良いのですがね!
そして、この妖怪に忍び寄る
「妖怪:すり寄り」が出てきます。
この妖怪に関しては、次回に書き込みをしますね!
  

※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。
みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。
そして、私の中にも!

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