2016年4月2日土曜日

妖怪シリーズ:刷り直し

今回の妖怪は
「妖怪:刷り直し(インプリンティング)」です。
 

この妖怪も前回の
「ひとふり、すり替わり」の類似系です。

こちらは「記憶系」です。
 

自分自身に都合の悪い「記憶」を
「刷り直し」するのです。

それも、自分にとって都合の良いように!
 


始めはお互い納得の上の行動でも、
自分に都合が悪くなると
(特に淋しくなったりした時には)
自分の行った行動は総て「クリア」になります。

「記憶のゴミ箱に捨てる」のです。

そして、
「私は何も悪くは無い、
悪いのは総て相手が悪いのだ。
そのお陰で私は苦しんでいる。」と、
記憶を修正します。

時には第三者に、
自分にとって都合の良い様に
被害者に成り切り相談します。

第三者は正義感から
「妖怪」を「被害者」として擁護します。
本人はさらに「被害者」として優位に立ち、
総てが正当化して
「悲劇のヒロイン」に記憶を修正して、
浸る事が出来るのです。

相手を「加害者:悪人」とすれば、完璧です。
自分への「罪の意識」は消し去ることが出来ます。
 

まるで、何処かの「代議士」みたいですね!
 

これが妖怪「刷り直し」です。
 
  

※この妖怪は、特定の人を例えて居るのではありません。
みんなの心の中何処かで、巣食っている「妖怪」です。
そして、私の中にも!

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